にわかの備忘録

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気まぐれなので、更新したりしなかったり。

不屈のストライカー“ウマー”ニアッセ

昨季を語る上で欠かせないのがFWウマル・ニアッセの存在だ。今回はエヴァートンに来てからの彼について取り上げたいと思う。

 

マルティネス政権時に入団したニアッセはそのシーズン、ケガの影響であまり出場することができなかった。

その後16-17シーズンにクーマン政権に変わり、構想外を言い渡されるもニアッセはチームに残ることを選択。しかし、ニアッセの扱いは厳しいものだった。

それでもU23チームで黙々と結果を残し続けると、冬の移籍市場で当時降格圏にいたハルシティへのローン移籍が決まる。そこでは5ゴール1アシスト(カップ戦含む)と一定の結果を残した。(当時の監督は現エヴァートン監督のマルコシウバ)

ローンから戻ってきたニアッセは、今度こそ自分の価値を証明すべく17-18シーズンも残留を選択。だが、またしてもクーマンは冷遇を続け、U23チームでの出場が続いた。それでも神はニアッセを見放しはしなかったようだ。

その頃エースのルカクを失ったチームはその大きな穴を埋められずに降格圏へ沈んでいた。そこで白羽の矢が立ったのが、当初構想外とされていたニアッセだった。

 

そして第6節ボーンマス戦、ニアッセはついにベンチ入りする。

この試合も先制を許す展開、攻めるしかないエヴァートンは55分ニアッセ投入。エネルギッシュなプレッシングでボールを追いかけ回し、

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77分にはデイヴィスのスルーパスを受け同点弾。

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更には82分、デイヴィスが打ったシュートはブロックされるもニアッセが逆転弾をねじ込む。

試合はそのまま2-1で勝利。

窮地に陥ったチームの救世主が現れた瞬間だった。

 

 

試合後ニアッセは

また皮肉にもこんなコメントも

 

最終的に17-18シーズンは9ゴール2アシスト(カップ戦含む)の活躍でチームの残留に大きく貢献することとなる。

 

ドン底から一躍ヒーローへ。

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未だ不遇な扱いを受けることもあるが、エヴァートンサポーターの心を掴んだニアッセは今季も気迫のこもったプレーでチームにパッションをもたらしてくれるはずだ。

 

 

 

※主夫(@husbandinHK)さんより多くのツイートを引用させていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。