試合を終わらせる采配の違い
昨日行われたホームセインツ戦。無事今季初勝利をホームで飾ることが出来たわけですが、リードして迎えた試合終盤の采配が1つ気になりました。
同じような場面でも、昨季途中まで監督だったクーマンは前線の選手を削ってCBを入れ、4バックから5バックにして相手の悪あがきを耐えるというのが殆どでした。
このメリットは
・相手のパワープレーに対してフィジカルバトルの得意な選手を増やす。
・PA内の人数を増やすことで攻撃側の使えるスペースを消す。
・単純に守備が得意な人を増やすことでボールを奪える可能性を高める。
などがあると思います。
↑空中戦に勝つDF
ただ、昨日シウヴァが見せた采配は真逆とも言えるものでした。
リード時でありながら、FWを次々と投入したのです。途中からピッチに登場した彼らは相手DFを追い回すことで、ショートパスで繋がせずに大きく蹴り出すという選択をさせることに成功しました。プレッシャーの無い状態と違って苦し紛れのクリアも増え、サウサンプトンがチャンスを作り出す可能性を減らしました。
↑全力でプレッシングするFW
このように采配ひとつを切り取っても、今季エヴァートンの変化が見て取れます。クーマンは格上、格下、どんな相手に対しても前述のやり方でしたが、これからシウヴァは相手によって異なる采配を見せるのかどうか。これを読んでくださっているモノ好きな方は、次節以降のエヴァートンの試合で気にかけてみてください。