偏見まみれの18-19選手紹介(DF編)
※ポジションに関しては最近出場している場所を取り上げてます。灰色は出場しているが、恐らく得意ではないポジション。
2.メイソン・ホルゲイト(Mason Holgate)
主なポジション:CB、右SB
これまでは右SBでの出場が多かったが、昨季はCBでの出場が増えた。今季背番号が30→2に出世した。
【プレーの印象】
CBとしてはスピードが武器か。右SBにしては攻撃能力は低め。
【今季の立ち位置】 ベンチ入り争い
2つのポジションを担当出来ることもあり、使う方からすれば便利そう。CBとして勝負すると思われるが、開幕戦では復帰明けということもあってか怪しい守備だった。どちらのポジションで争うにしろ、一皮剥けて欲しい所。
【エピソード】
ダービーではフィルミノを観客席に叩き込んで、ブチギレさせた。
3.レイトン・ベインズ(Leighton Baines)
主なポジション:左SB
左サイドの司令塔。エヴァートンの攻撃は彼を経由することで作り上げられている。しかし、今年で34になるベインズは攻撃参加回数は少しずつ減っており、昨季は怪我で離脱もあった。
【プレーの特徴】
普通にクロスを上げることも多いが、グラウンダーで相手DFラインの手前に出すクロスもよく見る。セットプレーでのキッカーも長年勤め、PK職人でもある(失敗は確か1度しかない)。近年は他の選手に譲ることもあったが、まだまだキックの精度は錆びついていない。
身長が170cmと小さいのでフィジカルの猛者が集うプレミアでは、ハイボールでのミスマッチを狙われがち。
【今季の立ち位置】 スタメン争い
昨季は左SBは実質ベインズのみだった。今季はバルサからディーニュがやってきたので、負担は軽減するはず。
4.マイケル・キーン(Michael Keane)
主なポジション:CB
ルカクマネーその2。昨夏、堅守のバーンリーからやってきた若手英国人DF。ロシアW杯メンバーからは落選したが、今後は招集機会も多いのでは。
【プレーの印象】
それなりにボールと捌ける上、そこそこサイズもあり(188cm)昨季DFの平均身長の低かったエヴァートンでは貴重な存在だった。開幕戦でもセットプレーのターゲットとして身体を張り、先制点に絡んだ。
【今季の立ち位置】 スタメン争い
ズマ、ミナ、キーンの3人でレベルの高い争いを期待してます。
5.クルト・ズマ(Kurt Zouma) NEW!
主なポジション:CB、右SB
今夏チェルシーからのシーズンローン。層の厚いチェルシーでは中々出られないと思うので、ルカクのように何とか払い下げてもらえないだろうか。
【プレーの印象】
スピードとフィジカルのあるCBというイメージ。ホントはよく知らないです。
【今季の立ち位置】 スタメン争い
単年ローンではあるが、去るのが惜しくなる程の活躍を期待。
【エピソード】
個人的にスターウォーズ新3部作に出ていたジョン・ボイエガに似てると思っているのだがどうだろうか。似てないか。
6.フィル・ジャギエルカ(Phil Jagielka)
主なポジション:CB
開幕戦から飛ばしすぎて1発赤紙招集、今後3試合出場停止が決まった我らがキャプテン。
【プレーの特徴】
近年衰えが激しく、スピード自慢のFWにヨーイドンされると9割方負ける。元々CBとしてはあまり大きくなく、怪物レベルのフィジカルモンスターには上から叩き込まれてしまうことも。パスもお世辞にも得意とはいえず、それを開幕戦でも披露してしまった。
【今季の立ち位置】ベンチ入り争い
割と好きな選手なので頑張って欲しいとは思うものの、そろそろ目に見えて厳しくなっているのも確か。補強組が機能しないようだと、今季もEL圏内は厳しいかもしれない。
【小ネタ】
昔GKが退場した際に臨時で務めたこともあるからか、サッカーゲーム「FIFA」だとフィールドプレーヤーの中ではトップクラスにGK能力が高い。
12.リュカ・ディーニュ(Lucas Digne) NEW!
主なポジション:左SB
バルサシリーズその1。絶対補強箇所だった左SBにはディーニュを補強。正直全く知らない。フランス代表に招集経験もあるんだとか。タトゥーがすごい。
【プレーの印象】
見てないのでわからない。
【今季の立ち位置】 スタメン争い
控えの重要性を昨季見せつけられただけに、ベインズからレギュラーを奪う勢いの活躍を期待。
13.ジェリー・ミナ(Yerry Mina) NEW!
主なポジション:CB
バルサシリーズその2。コロンビア代表。ロシアW杯では持ち前の圧倒的な高さを生かし、全く同じような形から3度ゴールを決めた爆撃機。
【プレーの印象】
W杯ではあまり注目してなかったので、ゴールシーンしか見ていない。守備はバルサ時代のコミカルなディフェンスをした動画を見かけた程度。ちよこまかしたドリブラーは苦手なのかもしれない。
【今季の立ち位置】 スタメン争い
自慢のフィジカル、高さがプレミアでどこまで通用するのか見せてほしい。
15.クコ・マルティナ(Cuco Martina)
主なポジション:右SB、左SB
オランダ領キュラソー島出身。キュラソー島といえばバレンティン、AJ(アンドリュー・ジョーンズ)、そしてマルティナ。
セインツからクーマンのツテでやってきたが、そのクーマンは早々に檜舞台から退場。残されたマルティナは一部から「プレーはバツティナ」と罵られる日々を過ごすことに。
【プレーの印象】
序盤は後述のコールマンの故障もあり、右SBでプレー。オーバーラップする時は大体周りに全く誰も居なかった記憶がある。オーバーラップのセンスだけあるような気がした。しかし、マルティナにとっての最大の不運はベインズの負傷だった。左SBで最終的に使われ続けたのはマルティナ。だが、右利きのマルティナは左SBではビルドアップすらままならなかった。ビックサムは冬の移籍市場でも左SBの補強はせず、ベインズが復帰するまでの半年近く、我々は機能不全に陥った左サイドを見せられ続けたのだった。
【今季の立ち位置】 放出候補
マルコシウバの要らない子その1。買い取り手が見つかれば放出だろうが、見つからなければローン移籍だろうか。年齢的にも実力的にも微妙な存在である。
23.シェイマス・コールマン(Séamus Coleman)
主なポジション:右SB
エヴァートンの攻守の中心。彼が居ないとチーム力が半減する。16-17シーズンの終盤、足が完全に明後日の方向を向いてしまった程のタックルを受け(※グロ注意。気になる人は検索してみてください)、昨季もシーズン中盤まで離脱していた。
【プレーの特徴】
90分を通して上下動を繰り返し、オーバーラップ、インナーラップもお手の物。ベインズからクロスが上がる時には何故か前線でターゲットになっていることも。
元々サイドバックの攻撃参加で成り立っていると言っても過言ではないチームなので、彼の不在時はボールを前進させることすら一苦労。昨季後半戦はウォルコットとの右サイドコンビで攻撃の形を作った。
【今季の立ち位置】 右SBのレギュラー
今季も獅子奮迅の活躍を期待。
【エピソード】
昨季低迷するチームに居ても立っても居られず、ロッカールームに現れイレブンを鼓舞したことも。現アイルランド代表キャプテンだが、クラブでもアームバンドを巻いて欲しいと願うサポーターは少なくない。
38.マシュー・ペニントン(Matthew Pennington)
主なポジション:CB
恐らく、多くのエヴァートンサポは16-17シーズンアンフィールドで行われたリヴァプール戦の印象が強いのではないだろうか。
CKからまさかの同点弾を叩き込む幸先の良いスタート。しかし、コウチーニョに手も足も出ず無惨にも倒れこんでしまい、ゴールはネットを揺らした。
守備に重きを置きべく5バックで挑んだ試合だったが、1人明らかにプレミアのレベルではなく自ら守備陣に穴を開けた試合となってしまった。
【今季の立ち位置】 ローン移籍濃厚
2022年までの新契約を結んだが、CBの補強が上手く進んだこともあり枚数的にも実力的にも出場機会はあまり無いと思われる。残り半月でローン先が見つかるとお互い幸せだろう。
→イプスウィッチ・タウンへシーズンローンが決定
43.ジョンジョ・ケニー(Jonjoe Kenny)
主なポジション:右SB
大怪我でコールマンが出遅れた昨季前半、右SBの座を勝ち取ったのはU23チームキャプテンだったこの男。流石にコールマンと比べてしまうと数段落ちるもののクーマン解任後、U23監督だったアンズワースが暫定監督になると出場機会が増えた。その後ビックサムが就任してもコールマンが復帰するまでは出場していた。
【プレーの印象】
クロス精度はあまり良くないが、攻守に走り回る。あまりサイズは無い。
【今季の立ち位置】 右SBの控え1番手
監督が代わったとはいえ、放出候補のマルティナ、CBでの出場が増えているホルゲイトと、ライバルは少ない。ただ、コールマンとの実力差はあるのでカップ戦要員でしょう。